ラジオ、いいですね。
週末は栃木のラジオに出演させていただき、「音楽と書」について出演者の3人で語りました。
トークの中で、ピアニストの新野見さんが語っていたことがとても印象的でした。
文化が変化していく過程で新しい文化との出会いは、とても正当なアプローチだということ。
たとえばパリ万博のときにインドネシアのガムラン音楽を中心に東洋の音楽が西洋に紹介された。その音楽に大きな衝撃を受けた音楽家が、ドビュッシー。
パリ万博後のドビュッシーの音楽には、東洋的な旋律やリズムが多用されるようになったといいます。
このように、文化の変わり目には、別の文化との出会いが歴史的にも繰り返されてきたということなのです。
我々の企画も、「クラシック音楽と書道のコラボレーション」という、一見とても珍しいことのように見えるかもしれません。
しかしながら、それぞれの文化的立場から考えると決して突飛なことをしようというのではなく、あくまでもそれぞれのメインストリームに、別の文化というスパイスを加えようということなのです。
音楽と書道のそれぞれの古典に向き合いながらも、それぞれの演出を3人でアップデートしていく試みです。
9月24日(月・祝)、栃木で『音と言葉の間』、お楽しみに。
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音と言葉の間 ~音楽と書の協演~
■日時
2018年9月24日(月・祝)
13:00開場/14:00開演
※13:00開場後、ロビーにて書道作品をご覧いただけます。
■場所
栃木市栃木市民文化会館 大ホール
■チケット
全席自由2,000円(高校生以下1,000円)
■出演者
荒井雄貴(バリトン)
新野見卓也(ピアノ)
小杉卓(書道)
■プログラム
武満徹『小さな空』
G.ビゼー オペラ『カルメン』より「闘牛士の歌」 他
■アクセス
栃木駅(JR/東武線)から徒歩12分