「鯉のぼり」流水を模した油彩と、日本の伝統文様「青海波」に合わせて。

この時期の風物詩といえば、やはり鯉のぼり。 僕が小学生の頃は、それは立派なこいのぼりを毎朝おじいちゃんが上げてくれました。   鯉が立身出世の象徴であるゆえんは、中国の歴史書である「後漢書」によるとされます。 […]

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僕はフィギュアスケートを、スポーツではなく《芸術》として鑑賞したい。

フィギュアスケートに感じる“ある疑問”   2017年に引退した浅田真央さんの、のびやかなスケートがとても好きでした。 とくに、ソチオリンピックのときの浅田選手のフリースケーティングは歴史的な演技・芸術作品だっ […]

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季節の言葉、二十四節気のひとつ「穀雨」。

二十四節気の一つに「穀雨」があります。 少しタイミングが遅れてしまいましたが、今年2017年の穀雨は日付としては4月19日でした。 二十四節気には「その日」という意味のほかに次の節気までの「期間」の意味もあるので、立夏( […]

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3度目の正直。パリ管弦楽団の渾身の演奏会にめぐりあった話。

パリに来て6週間。 幸せなことにパリ管弦楽団の演奏会は昨夜で3回目だ。 パリ管弦楽団、演奏技術は見事というほかないのだけど、面白いことに3回の演奏会がまるで違うオーケストラが演奏しているんじゃないかというくらいに「違い」 […]

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書道は腕よりも先に目が肥える。

ここ1か月ほど、藤原行成の「白氏詩巻」を臨書している。 平安時代に藤原行成が白居易の詩をしたためた、それはもうため息が出るほど見事な作品で、日本の書(和様の書)の代表作だ。国宝にも指定されている。この「白氏詩巻」との1か […]

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芸術家が「想い」だけで勝負してはいけない理由。

  僕は何かにつけて、「上手い字」よりも「良い字」を書きたいと申し上げてきた。しかしそれは、「自分が下手でもいいと思っている」ということとは違う。 例えばイベントに参加してくださった方が「書道を楽しむ」という姿 […]

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なぜ僕は書家になろうと思ったか。

僕は6歳のときに祖母に教えられて書道を始めました。 書道の練習が大好きでした。 でもそのころは、プロとしてやっていこうなどということは全く考えていませんでした。歳をとっても、趣味として続けられたらいいなと思っていたのです […]

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