季節の言葉、二十四節気のひとつ「穀雨」。

二十四節気の一つに「穀雨」があります。

少しタイミングが遅れてしまいましたが、今年2017年の穀雨は日付としては4月19日でした。

二十四節気には「その日」という意味のほかに次の節気までの「期間」の意味もあるので、立夏(5月5日)までは穀雨ということもできます。

さてその穀雨。

田畑の準備を整え、春の雨が降るころ、という意味です。

ちょうどパリでも今日は雨が降っています。外国の人は傘を差さないというけれど、そんなことありません。

安心してください。差してますから。

それにしても、傘というのはどうして時代とともにもう少し発展してくれなかったのでしょう、と雨のたびに思います。

 

 

カラッとさわやかに晴れる日もあれば、気まぐれのような少し冷たい雨が降る。そんな時期です。

Facebookなどを通して日本各地で農業に取り組んでいらっしゃる方々の活動の様子を拝見していますが、畑作業が始まったり、稲の種まきが始まったり、いよいよ収穫に向けて忙しい時期が始まります。

 

こんな季節だからこそと、2つのイメージで「田」を書き上げました。

一つ目はこちら。

 

青草が生える前の時期のあぜ道のようなイメージです。

冬の間にしっとり固まった土を掘り返した後の、ちょっとぼこぼことした土の塊がひろがる畑や田んぼみち。

 

そして、二つ目のイメージは、芽吹き。

 

芽吹きといっても、

種を植えて花が咲きました!
待ってました!じゃーん!

というような派手な芽吹きではなく、緩やかな大地が少しずつ青みがかっていく様子です。一日一日の変化にはなかなか気づかないけれど、数日前と比べると「あれ、だいぶ草が生えてきたな」という、ちょっとした暖かさを感じる情景をイメージしています。

 

なんといってもどこにいても、おいしいお米が食べたいというのが日本人。

フランスでもおいしいお米が食べたいなあと思ってパリのスーパーを探し回った結果、やはり日本の銘柄が口に合っている。

 

ということで、近所にある日本食材、韓国食材専門店であきたこまちを購入しました。

なかなかおいしいです。

 

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