【藤原行成「白氏詩巻」】均整の取れたフォルムと流麗な筆遣いは日本書道史上の傑作

(臨 白氏詩巻)

パリで集中的に取り組んでいることの一つは白氏詩巻の臨書です。

書道のスキルアップに臨書は欠かせないのですが、数ある古典作品の中で選んだのがこの白氏詩巻です。

 

 

「西洋の本物」に立ち向かうためには「日本の本物」でぶつからなければいけません。

ときは平安時代、三蹟のひとり藤原行成が白居易の漢詩をしたためたもの。均整の取れた字形と流麗な筆遣いは、日本書道史上でも群を抜いています。国宝に指定されていて、上野の東京国立博物館に所蔵されています。

書道の古典作品は、中国・日本に膨大な量が残っています。中でも僕はこの作品が一番好きです。大げさな言い方ですが、世界で一番「美しい」と思っている書です。

臨書する対象としてはしかし大変に難しい書でもあり、高校・大学のころに挑戦しようとしましたが全く歯が立たず、あきらめました。

 

「臨 白氏詩巻(藤原行成)」

 

この2ヶ月半で半紙1,500枚くらい練習を積み重ねましたが、それでもようやくこのレベルです。

夏にかけて、さらに書き込んでいきます。