愛しうることは全てを為しうることだ。

「愛しうることは全てを為しうることだ」
って黒く書いてあります。
読み取って頂けるでしょうか。
全てを為しえたときに、そこに存在しているのが愛。
(墨で文字を書いて、 余白として「愛」が存在する)

あるいは、
愛というものがあるから、どんなことだって出来る。
(動かしがたい「愛」とう余白、 その存在を保つために文字を極端にデフォルメさせる)

そういうことを表現したかった作品です。
ICU祭でも展示しましたが分かって頂けた方は少なかったと思います。
それ自体の意味は疑いなくそこに存在するけれど、同時に、
それ自体を形作るのは、それ自身というよりむしろ
まわり。
恋愛だけのことではなくて、
たとえば言葉は、その意味を無視することは出来ないけれど、
いつ、どこで、誰がその言葉を使うかで雰囲気は大きく変わる。

いろんな経験、おもいがあって初めて、作品を書くことができるし、
形だけのモノは、それは作品とはいえないと思う。

そう、こうした説明(おもい)があってはじめて
この作品は意味を持つ。

一つひとつの作品におもいがあるし、責任がある。
もっともっとやりたいことがある。出来ることがある。
いくぞ、パリコレ。