言葉は、それを育てるもの。
栃木を代表する菓子店、
武平作栃木本店の新築店舗に書を揮毫させていただきました。
社長が、「樹」のように育み、
かみしめていきたいという言葉《米心伝菓》。
書き手として譲れない表現がありつつも、
スタッフの皆さんの菓子作りに懸ける想いに寄り添う書を目指しました。
内装デザイナー、
表具職人さんとの、
ある意味ではガチンコの勝負。
漆、金襴緞子、いっさい妥協しませんでした。
出来上がった店舗・作品を前に、
なんの言葉もなく皆でそれを見つめていた時間には、
健闘を称えあうような言いようのない満足感がありました。
そして、宥太くんとは栃木高校の同期。
同世代の覚悟、活躍には特別大きな刺激をもらいます。