生産者か消費者か、
という話はなにも食べ物だけでなくて、
芸術含めあらゆるものにいえると思っている。
たとえば、僕は楽器の演奏をすることがあるけれど、
楽器を演奏して「音を生み出している」ということを考えれば
生産者(表現者)といえなくもないけれど、
いやでも、「演奏する」というカタチの消費もあると思っていて、
まだまだ僕のレベルは音楽を消費しているに過ぎないと感じることも、あるのです。
言葉にもきっと、
消費活動としての言葉と生産活動としての言葉の遣い方があるんじゃないか。
本を読んだり誰かの話を聞いたりするのはもちろん、消費。
自分が話したり書いたりしていても、
それが誰かの言葉だったとしたら、きっとそれも消費。
いま僕は、
自分の言葉で考えているか。
自分の言葉を書いているか。
自分の言葉をしゃべっているか。
自分の舞台に立っているか。