上野の東京国立博物館では、
毎年お正月の時期に「博物館に初もうで」企画が行われていて、
その年の干支や松竹梅など、正月に関連する美術品が多く飾られます。
そんなわけで、先週末、上野へ。
博物館に飾られた数百年、
モノによっては千年以上も昔の書や絵を目にすると、
まず感じるのは、その作品の持つ「力」とでもいいましょうか。
時代の洗礼を受けたモノのみが放つことのできる説得力であるように感じます。
美術品を観るということは、
先代の人々との交流をしているようでもあり、
その間に存在する「時」の不思議を想います。
先日は「成人の日」も相まって、
晴れ着姿の新成人も何人か見かけ、
まさに日本の正月を魅せていただいた週末でした。
そういえば、
「時をかける少女」の主人公のお姉さん(学芸員)がつとめる博物館の内装が、
まさに東京国立博物館でしたね。
海京