モダンダンスとの創作。
揮毫したのは
「百花繚乱」と古今和歌集の和歌。
今回は「冬」と「賀歌」から3つの和歌を選びました。
「冬ながら空より花のちりくるは 雲のあなたは春にやあるらむ」
「わが君は千世にやちよに さざれ石の巌となりて苔のむすまで」
「雪ふれば冬ごもりせる草も木も 春に知られぬ花ぞさきける」
冬の情景と大切な人を想う気持ちを詠んだ和歌。
雪を花にたとえたり、大切な人を春に例えたり、そしてめぐってくる季節に咲く花を想う。一首一首、読みながら書き進めると、日本語の響きの美しさをあらためて感じます。
モダンダンスとのパフォーマンスは、
破れた和紙を雪のように降らせたり、まさに視覚的にもその情景を表現。
和歌を通して、過去と未来(春)を行き来するような不思議な感覚でした。そして今目の前にある冬は、和歌が詠まれた千年前にも同じように寒く暖かくあったのだろうなと思います。
書きながらワクワクが止まらない時間でした。
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