山に登ることは、自分のチューニングです。
電気もガスも水道もない場所で、
そこにある匂い、音、色、体のリズムが、
自然に自然に溶け合っていきます。
週末に奥穂高岳(3,190m)に登ってきました。
北穂高から奥穂高へのルートは学生時代にも登ったルート。
あの時は豪雨で、今までの登山で一番、キツかった。
今回、天候には恵まれたものの、
やはり難しいルートには違いない。
そのルートの写真がないのは、
写真を撮ってる場合ではなかったから。
手に持っていたカメラをいったんザックにしまい、
慎重に進む。
誇張でもなんでもなく、一歩踏み外せば、滑落。
毎年死者が出る山域。
それにしても、
3日間の雨の予報が3日間の晴れになるとは、ありがたい。
どんなにキツくても、
ザックが重くても、
夜が寒くても、
日差しが暑くても、
日に焼けても、
お腹が減っても、
こんな景色がみられるから、また登ろう。