
小 杉 卓
栃木県鹿沼市出身。国際基督教大学(ICU)教養学部を卒業。
祖母の書道教室で書をはじめ、これまでに茅島貫堂、鶴見和夫の各氏に師事。
2017年から2018年にかけてパリに滞在し研鑽を積む。
現在は鎌倉を拠点に活動。「書の教室 鎌倉山」を主宰。
作品の展示やデザイン提供のほか、書のライブパフォーマンス披露、国内外の美術館や大学での講演・ワークショップを実施している。2017年から毎年開催している舞台表現「音と言葉の間」など、近年は音楽と言葉の新しい表現に取り組んでいる。企業CMへの出演やワークショップなど、作品制作のほかにもデザインやイベント企画を手掛ける。
Instagram:taku_kosugi
X:@takuksg13
[これまでの展示やパフォーマンス/クライアント]
ART FOR THOUGHT(銀座), L‘Autre Thé(Paris),ヴェネツィア 大学(Venezia), ソルボンヌ大学(Paris),
ウィーン大学(Wiena), MAZDA France(Paris), 在ポルトガル日本大使館(リスボン),
オリエント美術館(リスボン), オーケストラ Musica Promenade(東京/岩手),
株式会社八代目儀兵衛(京都), ひざつき製菓株式会社(栃木)
昨今、 人々の生活のハード化(デジタル化)はとどまるところを知りません。 そのような時代において、2011年の東日本大震災は、 物質的には豊かな生活を送ることが可能になってきた私たち日本人への、 生きていく上での本質的な豊かさとは何なのかということの問いかけかもしれません。
「人と人との心のつながり」。 これは、私が震災ボランティアとして被災地の方々との交流の中から、 現代の日本における生活の最も重要な要素の一つとなるべきものではないかと感じたことです。
今後、生活におけるソフト(アナログ)な事柄への関心は確実に高まるのではないでしょうか。 そこに存在する言葉の宇宙に、 人々の心の安らぎの源泉とも言えるような可能性を感じずにはいられません。 日常の様々な場面で私たちの心を揺さぶる「言葉」を 生活に限りなく近いところで発信できる書道。 その可能性は、ともすれば人々の心に大きな変化を与えられるのではないか、そう思うのです。
Japanese Calligrapher / Taku Kosugi
Born in 1990, Tochigi Prefecture, Japan.
Started attending his grandmother’s Japanese calligraphy school as soon as he entered elementary school.
Studied under Kando Kayashima and Kazuo Tsurumi while in middle school and high school.
Work at Microsoft Japan Corporation from 2013, then became independent as a calligrapher.
To become an artist who expresses “thought” and “culture,”
Kosugi seeks for the possibilities of sho (calligraphy) and aspires to exhibit his works at the Paris Collection as a designer.
Japanese Calligraphy can convey the “words” that move people’s hearts in various everyday occasions, at the closest places of daily life. Thus, he thinks that the possibilities of Japanese Calligraphy may make a great change in people’s hearts.
