台風の影響もあってか、幻想的な夕焼け空。

雁なくや

雁なくや巌の白き夜の波 (正岡子規) (2013年10月9日)

台風の影響もあってか、幻想的な夕焼け空になっていますね。

この写真を見たときにどうしても書を合わせたいと感じました。
想起された言葉は夕暮れ、闇、京都、鳥、現代、日常、、、など
とりとめのないことでした。

美しい夕焼けに浮かぶ雲はしっかりと
鳥のシルエットを浮かび上がらせていて、
しかもその場所は古都、京都。その現代的な駅舎とその深い歴史が
大きな大きな時の流れを感じさせてくれます。
さらには、毎日毎日繰り返される
いたって日常的な空気、夕暮れと夜のはじまり。

そんなイメージにしっくりと合ったのが
この正岡子規の俳句でした。

今回はいたって日常的な雰囲気を醸すためにも、
筆ではなく普通のサインペンで書いてみました。

使わせてもらった写真は知人が京都駅で撮影したものです。
快く写真を使わせて頂いたことに心から感謝。

何気ない一枚だったかもしれませんが、
とても強いインスピレーションを受けました。
ありがとうございました。