
信州・安曇野穂高にある「アナザーハウス」へ、書作品を納品させていただきました。
今回、作品にした言葉は、「美しいとおもう」。

制作にあたっては、オーナーである横田さんご夫婦へインタビューを行わせていただき、実際にアナザーハウスの空間に滞在して過ごす時間をいただきました。
空間、風音、そして想いが交差して生まれるもの

安曇野穂高を包む澄んだ空気、風や水の音、そして横田さんご夫婦が大切にされている深い想いや、空間・時間づくりへの美意識。
そのひとつひとつの要素が、まるで静かな水面に投じられた一滴のように美しい波紋を描いて広がり、重なり合ったその場所に、ひとつの作品が静かに立ち現れていった感覚があります。
見過ごしていた「小さな機微」に光を当てる

日々を過ごす中で、言葉にするほどでもないと見過ごしてしまうような感情や感性の小さな機微。
けれど、そうしたささやかな動きにふと気づき、「ああ、美しいな」と心の中で静かに呟くとき、私たちは目の前にある景色だけを見ているのではありません。
「美しい」と素直に感じられている、自分自身の内側にある「無垢な心」そのものを、そっと見つめ返しているのではないでしょうか。
アナザーハウスという場所が、訪れる人にとってまさにそんな温かな時間と出会える場所であるように——。想いを込めて揮毫いたしました。
安曇野の豊かな自然と美しい空間に、この作品が寄り添い続けてくれることを願っています。
横田様、このたびは素晴らしいご縁と豊かな時間を本当にありがとうございました。
安曇野穂高アナザーハウス
https://another-house.co.jp/azumino
小杉 卓