書はリズム。

「書はリズム」というテーマを大切にしながら一つの作品を書きました。

トントントン。
静かに、でも目まぐるしく春になっていく季節の音ってこんな感じかもしれません。

春春春。トントントン。

書きながらこのリズムがずっと体の中にありました。

 

 

左、真ん中、右の順に「春」を三文字。
手の身体運動的に、筆の線運動的にも作品の線をなぞっていけば「トントントン」というリズムが感じられるはずです。

最初は「トクトク」と静かに心臓が鳴るように。

少しずつ音が大きくなり、最後にはリズムだけでなく周りの音も巻き込んでいくように。

春ですね。

 

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