正しく、線に力をつけていきたい。
そのためには、闇雲に何十枚、何百枚と書き込むだけでは十分ではない。
筋トレなんかでも、特定の筋肉を極端にトレーニングするよりも(もちろんそういう場面もあるけど)、バランスよく、目指す身体に向けて鍛えていくものだと思います。
書でも、バランスよく線を鍛えていくために、6文字/半紙でカタチを綺麗にしたり、4文字/半紙で点画や連綿を鍛えたり、半切で作品全体に気を配ったり。
書くこと以外にも、別の人の臨書を読んだり、実際にランニングをしたり。
ある特定のスキルを部分的に伸ばしていくだけではなく、僕が考えている「いい書」のために、正しく力をつけていきたいと思っています。
臨書しているのは、藤原佐理の「詩懐紙」。
詩懐紙についての詳細は、こちら。