雨の日の美術館が好きです。
東京国立近代美術館、館長の神代さんとお昼をご一緒させていただきフランスでの活動報告。
さらにフランス音楽(とくにフォーレの室内楽)の話で盛り上がりました。
美術も音楽も、大きな流れの中でつながっているのですよね。
午後にはガイドツアーにも参加させていただき、『コミュニケーションするアート』として、鑑賞者の言葉をやりとりしながら作品を鑑賞。
こういうアートのスタイルがもっともっと広がれば嬉しいですね。
昨日から始まった”ゴードン・マッタ=クラーク展”も、街や建物、生活の切り取り方がとても興味深い。
美術館を”切断”するアイディアなど、しびれます。
身近なものにアート性を感じさせてくれるおすすめの展示です。
ゴードン・マッタ=クラーク展
(東京国立近代美術館)
そして、音楽のくだりで神代さんがおっしゃっていた
「ベートーヴェンの音楽はまるで”建築”のようです。たとえば書道でも同じこと(”建築”のような表現)ができるのか、観てみたいですね」
というメッセージが印象的でした。
ベートーヴェンが構築的に音を紡いだように、言葉を紡ぐ表現ができるだろうか。
小杉 卓
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