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「華」

印象派を代表する画家のひとり、ルドンの世界観がモチーフになっています。
そこに生けられた大きな花束を「華」という言葉で揮毫しました。

薄い墨で何度も「華」を書き重ねることで、
花束の立体感や、表にある花、裏側にある花、あるいは葉や実など、そこに花束の多様性を表現したいと考えました。

『書く』と『描く』の違いはなんだろう。

『文字』と『絵』の違いはなんだろう。
白と黒の間にはなにがあるんだろう。

はっきりできずとも、
ここに表現しようとしているのは『はな』なのです。