書は、自由にする。
どうしてその言葉を選んだのか、
どうしてその表現にしたのか。
カタチにすることで思考を整理して、
楽しんで、それが書道の魅力の一つでもあります。
うまく、きれいに書くことを意識しすぎるあまり、
もっともっと大きな可能性を見落としてしまっているのが、
いまの書道の大きな課題だと思う。
「ああしてはいけない」とか
「こうしなければいけない」ことに捕らわれて、
それが自分の表現を縛ってしまっては本末転倒。
いったんそのルールを離れて、
向き合ってみることも大切です。
自由になるための手段という意味では、
「仕事」もそう。
自己実現の一つの手段であるべき。
それが自分の生き方を束縛するようでは、もったいない。
そんな思いを見つめなおした、2016年書き納めの会