光年という単位がある。
一光年は光が一年間に進むだけの距離だ。
ちなみにこれをメートルで表すと9.5兆kmもの距離らしい。
僕がこの単位を目にするのは主に星の距離で、
たとえば、100光年離れた星のその光は今から100年前に発せられたもの。
もしかすると、
今はもう、
その星は存在していないかもしれない。
人の営みも似ていて、
今のこの生活や思想は何十年も何百年も前にその根源があり、
人はそれを歴史と呼ぶ。
すでにその星(人)は存在していなくとも、
しかし、その光は確かに今を照らしている。
我々も、
10年後、100年後の誰かを照らせるような、光でありたい。