さくら~京都のイタリア領事館~

明日、京都のイタリア領事館で催される桜をテーマにしたパーティに作品を飾っていただけることになり、その搬入に。

階段の木材がカンナの跡でアレンジされていたり、立派な梁が何本もあったり、贅が凝らされた日本建築、感動でした。

置かせていただいた作品の一つは、桜(山桜)のイメージを、樹齢80年以上の山桜の一枚板に書き上げました。この樹に向き合い、どんな一生を送っているのかを思います。ずっしりと根を張り、毎年花を咲かせ、散り、青葉を蓄え、寒さに耐え、、。私たち人間とはきっと違った感じ方で、時間や空気を感じてきたことでしょう。樹の、その泰然とした生き方に、人の生き方を反省させられます。この「櫻」は私が感じたこの樹そのものです。