エイプリルフールに思うこと

エイプリルフール、嘘をついても良い日。

たくさんの嘘がFacebookやTwitterを賑わせている。
そのこと自体はまったく問題ないと思うんだけど、
例えば「嘘をついてはいけない日」というのがあったら、
世界はちょっとときめくんじゃないかな。
なんてことをぼんやりと考えていた。
例えば、よく中高生がやりそうなシーン。

A太郎は同じクラスのB子さんのことが実は大好き
(どれくらい好きかというと、放課後誰もいなくなった教室でこっそりB子さんの机に座ってニヤニヤするくらい)で、
実際のところ(幸いなことに)二人はとても仲が良い。

けど、お年頃の男女の2人によくあるように、
どうしても素直に「好き」って言えない。

A太郎「こんな可愛げのねーやつ好きになる男なんていねーよな!」
とか平気で言ってしまう。
A子もA子で、「あんたみたいなバカ誰も結婚してくれないわよ」とか言ってる。
で、そんな二人のエイプリルフール。

真剣な顔してA太郎「なあB子、俺ずっと前からお前のことが好きで、、、」。
B子「、、、え、ちょっと、何よ、、、」。
A太郎「、、、うっそー!今日エイプリルフールだし、バッカじゃねーの!」
とか言っちゃう。

まったく、けしからん。
それでそれで、
「嘘をついてはいけない日」があったらこうなる↓
いつものように仲良くじゃれ合うA太郎とB子。
それをみたC之助くんが、「おめーら付き合ってんじゃねーの!」みたいな茶々を入れ、
間髪入れずにC之助「今日は嘘言っちゃいけねー日だぞ」。

いいぞC之助、もっと言ってやれ。

B子「ちょっと何いってんのバカじゃない!ねえA太郎あんたも何か言いなさいよ!」。
A太郎「、、、」。
B子「、、、え、ちょっと、何よ、、、」。
A太郎「実はさ、俺ずっと前からお前のこと、、、」。
この後A太郎を待ち受けているのは失恋という絶望か、
それとも、、、。

とにかく、何が言いたいのかというと、
自分をだましてばかりの現代において、
ちゃんと現実(自分自身)を直視できる日があったっていいじゃないか、
ということ。

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海京