「書いて理解」するということ

ピアノやオーケストラなどのクラシック音楽をやる上で、
その時々に演奏する曲の理解を深める方法は様々です。

作曲家についての文献を読んだり、
いろいろな指揮者/オーケストラの演奏を聴いたりするのもその手段の一つですが、
今回、「鴎」という曲(合唱+オーケストラ)を演奏するにあたって、
この曲の理解を深めるには、この詩を「書く」ことも、
その本質に近づくためにとても大切であるように感じています。

 

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歌詞は三好達治の詩「鴎」であり、
これは第二次世界大戦の終戦後まもなく発表された詩です。

死者への祈りと生きる者の決意、そして静寂と平和を、
「自由」という言葉をその主題として謳ったもの。
曲としての旋律も大変に素晴らしく、
静かにこの詩を書き進めていると、「人を想い、自らを問う」、
そんな曲だと感じ入ります。

来たる2月7日(土)の演奏会でこの曲を演奏します。
ぜひ聴きに来ていただければ幸いです。

演奏会のメインとなる曲はベートーヴェンの交響曲第九番です。

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