「海外」という言葉に感じる違和感。海は「隔たり」ではなく「つながり」だと思う。

  “The Sea”「海」 160cm×60cm, Canvas, sumi (ink)キャンバス、墨     時は19世紀。浮世絵などの日本文化が、世界の芸術の中心のひとつであるパリを席 […]

もっと読む

パリの夏祭りで出会った少年の言葉を、僕はこれから何度も思い出すだろう。

パリでの夏祭りに出店する機会をいただいた。 唐揚げやたこ焼きなど、日本でもおなじみの内容を提供する出店者が集まり、パリのど真ん中(2区)のパッサージュで開かれるお祭り。書道への関心を探る絶好の機会だ。 テーブル3つくらい […]

もっと読む

上手くなると下手なことに気づく。矛盾しているように聞こえるけれど紛れもなく本当のこと。

書道に取り組む中で、かなり粋がったことを書いたりもしているけれど、 書道は日本の文化ではなく、もはや「異文化」と認識した方がいいかもしれない。 技術を高めながらも、やはり面白い表現をしたいと素直に思う。   ど […]

もっと読む

「芸術の都」と言われるパリで考えた、「より文化的な街」をつくるために必要なこと。

Newspicksで興味深い文章に出会った。 落合陽一氏が書いた、「ポストウェブの人間・経済・日本」をテーマにした記事だ。 https://newspicks.com/news/2281929/ ※記事の本文は有料会員の […]

もっと読む

「質」か「量」か、どちらが大切かを考えるときに思い出す「陶芸」の話。

先日のブログで、行動力はイコール行動量だと思うということを書いた。 行動力は、ほぼ行動量。   2つのクラスに課せられた陶芸の「課題」   「行動量」というキーワードで、面白い話を思い出した。 &nb […]

もっと読む

パリで「雨の匂い」が分かるようになって気づいた、日本語が身体に染みついている感覚。

  パリに住んで3ヶ月、「慣れてきたなあ」と思う瞬間が生活の中で時々あります。   レストランやスーパーに入ったとき、買い物を終えてお店を出るときの挨拶は目を見て笑顔で、というのが自然にできるようにな […]

もっと読む

行動力は、ほぼ行動量。

頻繁に目を通しているWebマガジンの一つ、THE BAKE MAGAZINEで素敵な記事を見つけた。 チーズタルトなどを専門に扱うBake Inc.で、この1年半に海外に20店舗を展開する原動力となった方を紹介している記 […]

もっと読む

書道は日本の文化ではなく、もはや「異文化」と認識した方がいいかもしれない。

書道は日本の文化ではなく、もはや「異文化」として認識した方がいいかもしれない。   奇をてらったようなタイトルにしてしまったが、書道に取り組んでいる方にも、そうでない方にも読んでいただければと思って、正直に書い […]

もっと読む

【野に咲く花は華たりうるか】パリの花壇に咲く花をキャンバスに見立てて書いてみた

  「野に咲く花は華たりうるか」   足元にふと咲く花は、華たりうるだろうか。 その花を、一つの華として観るかどうかは僕ら自身の意識次第だ。   そして、僕ら自身が「花」のような存在だとした […]

もっと読む

【僕らの時代】ハーバード大学卒業式のザッカーバーグ氏のスピーチをFacebookで知るってすごい

Facebookを通してこのスピーチに出会うというのがとてつもないことだと思う。 《ハーバード大学卒業式でのザッカーバーグ氏のスピーチ》   日本語訳はこちら http://www.huffingtonpost […]

もっと読む

【藤原行成「白氏詩巻」】均整の取れたフォルムと流麗な筆遣いは日本書道史上の傑作

(臨 白氏詩巻) パリで集中的に取り組んでいることの一つは白氏詩巻の臨書です。 書道のスキルアップに臨書は欠かせないのですが、数ある古典作品の中で選んだのがこの白氏詩巻です。     「西洋の本物」に […]

もっと読む

フランス・パリでFree社のSIMカードを購入するための、あまりにも簡単すぎる手順

僕は今、この1時間の出来事を振り返って猛烈に感動している。 目の前で繰り広げられる事象のスピードに自分の理解が追い付かず、家に帰ってからもここ30分ほど呆気にとられていた。そして今、この日の夕方に自分が経験したことがよう […]

もっと読む

残酷なことだけど、下手になるスピードは上達するスピードよりもはるかに速い。

ピアノを習っていたころ、 「1日練習をさぼると3日分(だったかな?)下手になる」という話をよく聞いた。 練習が大嫌いで、たいして上手くもなかったから、下手になるも何もなかったのだけど。     当時は […]

もっと読む

対話の中で言わないと決めている2つの言葉。

隠居系男子として有名な鳥井さんのブログを読んで、自分の言葉遣いを振り返っている。 時間とお金と言葉の使い方に意識的になる。   今でこそ少しは考えてから言葉を口にするようになったけれど、小学生のころは思いつくま […]

もっと読む

【作品:かの青年は美の一字のために】夏目漱石「草枕」の言葉から

  何の気なしに「5月22日」を調べていたのです。 1903年5月22日、藤村操が華厳の滝で投身自殺をしました。一高(現在の東京大学)の学生だった彼の自殺は、当時大きな社会現象になり、後を追って華厳の滝で自殺を […]

もっと読む

偶然に書きあがったものと、意思を持って書き上げたものとは、圧倒的にその「熱量」が違う。

朝、コップ一杯のオレンジジュースを飲みながらゆっくりカフェオレを淹れる。 淹れたてのカフェオレを机に置き、おもむろにパソコンを開きながら、同時に硯のふたを開ける。     ペットボトルのキャップ2杯分 […]

もっと読む

正直に「好きなこと」に向き合っていれば、流れる「星」は必ず見つかる。

    流れ星に願い事をすると叶う、という話がある。 「願掛け」の類だと思っている人も多いと思うが、実はこの話には科学的な根拠がある。   一時間に何個も流れ星を観測できるような流星群の時期 […]

もっと読む

【作品「響」】シャルトル大聖堂のステンドグラスをモチーフに

ヨーロッパに来て毎回感動するのは教会の荘厳な空気です。 ヨーロッパの教会を初めて訪れたのは大学1年生のときで、ドイツのケルン大聖堂に立ち寄ったときでした。天井の高さや石材の重厚感、その規模はもちろん、ステンドグラスや細部 […]

もっと読む

【パリの一人暮らし】美味しいカルボナーラへの道

  《5月10日カルボナーラ戦記》   わずか20分で作り上げたこの一皿の夕餉を目の前にして、正直に語ろうと思う。 ソースが混ざり合っていない。 煮物に近いスープを食べているような食感。 難しいと分か […]

もっと読む

マネの絵に感じた、表現と人生に「影」が必要だと思う理由。

(マネ「笛吹きの少年」1866年) 印象派の画家の中でも、特にマネの絵が好きだ。(※美術史的にはマネは印象派には属していない) 色使いには印象派独特の「ぼんやり」感がありながらも、濃い色や強い線で「はっきり」した表現があ […]

もっと読む

歴史上の偉業に共通する3つの要素は、現代でも必要なのか。

司馬遼太郎の本をよく読む。 彼の本の中で一番好きなのは「燃えよ剣」で、中学生のころ初めて読んで土方歳三の生き様に大変な衝撃を受けた。司馬遼太郎の本がかなり史実に基づいて書かれているとはいえ、もちろん脚色されているであろう […]

もっと読む

【作品:あしたはどこへいこうか】北アルプスの最深部、雲ノ平はすごかった。

「あしたはどこへいこうか」 あらかじめ予定を決めてからの旅行も好きだけど、例えば行きのチケットだけ買って飛行機に乗る旅もまた好きです。 日本国内でもほかの国でも、 お昼ご飯を食べながらその日泊まる宿を探したり、温泉につか […]

もっと読む

「鯉のぼり」流水を模した油彩と、日本の伝統文様「青海波」に合わせて。

この時期の風物詩といえば、やはり鯉のぼり。 僕が小学生の頃は、それは立派なこいのぼりを毎朝おじいちゃんが上げてくれました。   鯉が立身出世の象徴であるゆえんは、中国の歴史書である「後漢書」によるとされます。 […]

もっと読む

僕はフィギュアスケートを、スポーツではなく《芸術》として鑑賞したい。

先日引退を表明した浅田選手ののびやかなスケートがとても好きだった。 とくに、ソチオリンピックのときの浅田選手のフリースケーティングは歴史的な演技・芸術作品だったと思う。 フィギュアスケートを鑑賞していて、いつもある違和感 […]

もっと読む

季節の言葉、二十四節気のひとつ「穀雨」。

二十四節気の一つに「穀雨」があります。 少しタイミングが遅れてしまいましたが、今年2017年の穀雨は日付としては4月19日でした。 二十四節気には「その日」という意味のほかに次の節気までの「期間」の意味もあるので、立夏( […]

もっと読む

3度目の正直。パリ管弦楽団の渾身の演奏会にめぐりあった話。

パリに来て6週間。 幸せなことにパリ管弦楽団の演奏会は昨夜で3回目だ。 パリ管弦楽団、演奏技術は見事というほかないのだけど、面白いことに3回の演奏会がまるで違うオーケストラが演奏しているんじゃないかというくらいに「違い」 […]

もっと読む

書道は腕よりも先に目が肥える。

ここ1か月ほど、藤原行成の「白氏詩巻」を臨書している。 平安時代に藤原行成が白居易の詩をしたためた、それはもうため息が出るほど見事な作品で、日本の書(和様の書)の代表作だ。国宝にも指定されている。この「白氏詩巻」との1か […]

もっと読む

芸術家が「想い」だけで勝負してはいけない理由。

  僕は何かにつけて、「上手い字」よりも「良い字」を書きたいと申し上げてきた。しかしそれは、「自分が下手でもいいと思っている」ということとは違う。 例えばイベントに参加してくださった方が「書道を楽しむ」という姿 […]

もっと読む

なぜ僕は書家になろうと思ったか。

僕は6歳のときに祖母に教えられて書道を始めた。 書道の練習が大好きだった。 でもそのころは、プロとしてやっていこうなどということは全く考えていなかった。歳をとっても、趣味として続けられたらいいなと思っていた。大学3年の、 […]

もっと読む

「草書や行書が楷書よりも上手い」という誤解について。

草書や行書の書を観たときに、 「うわ~上手いですね~」という感想をよく耳にする。 もう少し詳しく状況を説明する。 書道経験がそれほど多くない人が草書や行書の書を観たときに、 作品の良しあしに関わらずほぼ瞬発的に「上手いで […]

もっと読む