行きついたのは、楽器のフォルムの美しさでした。 サックス奏者の猪俣さんに、彼女の活動のテーマである「七変化」を書かせていただきました。 イメージは「クラシックモダン」。 筆線は強く・重厚な古典 […]
最初に書道を教えてくれた祖母から、最近少しずつ道具のお下がりをいただいています。 「こんなに持っていても、もう使わないから」 と言って、いろいろな道具を貰えることは、 嬉しくもあり、しかし少し寂しくもありま […]
仁志田さん、祐子さんの結婚式にて披露宴のオープニングアクトを務めさせていただきました。 「舞 ~この響きの中に~」 お二人がこの式に込めた想い。 お集りの方々と共有したいイメージ。 今まで大切にしてきたこと […]
高校時代の先輩の結婚式。 新郎新婦ともにプロの声楽家ということで、参列されていた方の多くが音楽家。 乾杯の発声とともに オペラ「椿姫」より『乾杯』の演奏が始まったり、 あいさつされる方々の声が、とにかく美し […]
日本に一時帰国中。 茨城県那珂市にある障がい者施設「なるみ園」にてデモンストレーションの機会をいただきました。 入所者の皆さん、農業を中心に様々な活動に取り組んでいらっしゃいます。 前夜にいただいた野菜の味は感動モノ。 […]
パリでの初の個展を終えました。 パリにお住まいの方、出張やハネムーンの途中で観に来てくださった方、作品を飾らせてくださった「岸梅」の皆様、応援してくださった方々、素晴らしい機会をありがとうございました。 & […]
個展で多くの人に会えるのはとても貴重なこと。 だけど、一つだけ不足してしまうものがある。 練習の時間だ。 個展の会期中はなるべく会場にいて、お越しいただいた方に直接作品の意図や背 […]
パリ、サン=ポールの「岸梅(KISHIUME)」にて作品を展示しております。 お越しいただければ幸いです。 会期:2017年6月29日(木)~7月9日(日) 14:00~19:00 ※7月3日 […]
“The Sea”「海」 160cm×60cm, Canvas, sumi (ink)キャンバス、墨 時は19世紀。浮世絵などの日本文化が、世界の芸術の中心のひとつであるパリを席 […]
パリでの夏祭りに出店する機会をいただいた。 唐揚げやたこ焼きなど、日本でもおなじみの内容を提供する出店者が集まり、パリのど真ん中(2区)のパッサージュで開かれるお祭り。書道への関心を探る絶好の機会だ。 テーブル3つくらい […]
書道に取り組む中で、かなり粋がったことを書いたりもしているけれど、 書道は日本の文化ではなく、もはや「異文化」と認識した方がいいかもしれない。 技術を高めながらも、やはり面白い表現をしたいと素直に思う。 ど […]
Newspicksで興味深い文章に出会った。 落合陽一氏が書いた、「ポストウェブの人間・経済・日本」をテーマにした記事だ。 https://newspicks.com/news/2281929/ ※記事の本文は有料会員の […]
先日のブログで、行動力はイコール行動量だと思うということを書いた。 行動力は、ほぼ行動量。 2つのクラスに課せられた陶芸の「課題」 「行動量」というキーワードで、面白い話を思い出した。 &nb […]
パリに住んで3ヶ月、「慣れてきたなあ」と思う瞬間が生活の中で時々あります。 レストランやスーパーに入ったとき、買い物を終えてお店を出るときの挨拶は目を見て笑顔で、というのが自然にできるようにな […]
頻繁に目を通しているWebマガジンの一つ、THE BAKE MAGAZINEで素敵な記事を見つけた。 チーズタルトなどを専門に扱うBake Inc.で、この1年半に海外に20店舗を展開する原動力となった方を紹介している記 […]
書道は日本の文化ではなく、もはや「異文化」として認識した方がいいかもしれない。 奇をてらったようなタイトルにしてしまったが、書道に取り組んでいる方にも、そうでない方にも読んでいただければと思って、正直に書い […]
「野に咲く花は華たりうるか」 足元にふと咲く花は、華たりうるだろうか。 その花を、一つの華として観るかどうかは僕ら自身の意識次第だ。 そして、僕ら自身が「花」のような存在だとした […]
Facebookを通してこのスピーチに出会うというのがとてつもないことだと思う。 《ハーバード大学卒業式でのザッカーバーグ氏のスピーチ》 日本語訳はこちら http://www.huffingtonpost […]
(臨 白氏詩巻) パリで集中的に取り組んでいることの一つは白氏詩巻の臨書です。 書道のスキルアップに臨書は欠かせないのですが、数ある古典作品の中で選んだのがこの白氏詩巻です。 「西洋の本物」に […]
僕は今、この1時間の出来事を振り返って猛烈に感動している。 目の前で繰り広げられる事象のスピードに自分の理解が追い付かず、家に帰ってからもここ30分ほど呆気にとられていた。そして今、この日の夕方に自分が経験したことがよう […]
ピアノを習っていたころ、 「1日練習をさぼると3日分(だったかな?)下手になる」という話をよく聞いた。 練習が大嫌いで、たいして上手くもなかったから、下手になるも何もなかったのだけど。 当時は […]
隠居系男子として有名な鳥井さんのブログを読んで、自分の言葉遣いを振り返っている。 時間とお金と言葉の使い方に意識的になる。 今でこそ少しは考えてから言葉を口にするようになったけれど、小学生のころは思いつくま […]
何の気なしに「5月22日」を調べていたのです。 1903年5月22日、藤村操が華厳の滝で投身自殺をしました。一高(現在の東京大学)の学生だった彼の自殺は、当時大きな社会現象になり、後を追って華厳の滝で自殺を […]
朝、コップ一杯のオレンジジュースを飲みながらゆっくりカフェオレを淹れる。 淹れたてのカフェオレを机に置き、おもむろにパソコンを開きながら、同時に硯のふたを開ける。 ペットボトルのキャップ2杯分 […]
流れ星に願い事をすると叶う、という話がある。 「願掛け」の類だと思っている人も多いと思うが、実はこの話には科学的な根拠がある。 一時間に何個も流れ星を観測できるような流星群の時期 […]
ヨーロッパに来て毎回感動するのは教会の荘厳な空気です。 ヨーロッパの教会を初めて訪れたのは大学1年生のときで、ドイツのケルン大聖堂に立ち寄ったときでした。天井の高さや石材の重厚感、その規模はもちろん、ステンドグラスや細部 […]
《5月10日カルボナーラ戦記》 わずか20分で作り上げたこの一皿の夕餉を目の前にして、正直に語ろうと思う。 ソースが混ざり合っていない。 煮物に近いスープを食べているような食感。 難しいと分か […]
(マネ「笛吹きの少年」1866年) 印象派の画家の中でも、特にマネの絵が好きだ。(※美術史的にはマネは印象派には属していない) 色使いには印象派独特の「ぼんやり」感がありながらも、濃い色や強い線で「はっきり」した表現があ […]
司馬遼太郎の本をよく読む。 彼の本の中で一番好きなのは「燃えよ剣」で、中学生のころ初めて読んで土方歳三の生き様に大変な衝撃を受けた。司馬遼太郎の本がかなり史実に基づいて書かれているとはいえ、もちろん脚色されているであろう […]
「あしたはどこへいこうか」 あらかじめ予定を決めてからの旅行も好きだけど、例えば行きのチケットだけ買って飛行機に乗る旅もまた好きです。 日本国内でもほかの国でも、 お昼ご飯を食べながらその日泊まる宿を探したり、温泉につか […]